ちぢみほうれん草は寒締めほうれん草とも呼ばれる物で、品種名ではなく栽培方法によるものです。
一般的なほうれん草は寒い冬の間はハウスやトンネル栽培が中心になりますが、昔ながらの露地栽培することにより寒さに耐えられるように葉に厚みが出て糖度が上がり旨みも増すのです。ほうれん草は少しでも日光に多く当たるよう地面に張り付くように葉を広げ、葉が縮れた状態に育つことからちぢみほうれん草と呼ばれるようになりました。
また、厳冬期や東北地方ではある程度までハウスで育て、収穫する前に一定期間寒い外気にさらしておくことで真冬でも同じようなほうれん草が栽培出荷できます。このような栽培方法を「寒締め」と呼びます。
甘味や旨みが多く含まれていますが、一方でアクもしっかりとあるので、調理の際は下茹でしてアクを抜かなければなりません。
お浸しや汁物がお勧めです。炒め物の場合も下茹でしたものを加えた方がエグミが出ず美味しく仕上がります。

 

主産地 : 群馬、長野、茨城 
時期 : 11月〜2月末
規格 : 1ケース=25パック