落花生 静岡産
落花生(らっかせい)とは南米が原産とされるマメ科ラッカセイ属の一年草で、東アジアを経由して、江戸時代に日本に持ち込まれたと言われています。南京豆(ナンキンマメ)とも呼ばれてきましたが殻の中に実が入っており、日本ではサヤのままのものを「落花生」や「南京豆」と呼び、この中の実だけのものをピーナッツと呼ぶ傾向にあります。ナッツに分類されることが多いので、木になる果実のイメージがあるかもしれませんが、落花生は地中に出来ます。
落花生は生のままでは食べられません。食べる時は、サヤのまま炒るかサヤからむいたものを炒る。もしくはサヤごと塩茹でします。炒った後にバター(またはパーム油など)を絡めると美味しいです。中国では八角などの香辛料を加えて塩茹でする方法や、油で揚げてから塩をまぶす方法も一般的です。
生の落花生をゆでる場合は、サヤごと茹でます。大き目の鍋に水を張り、水に対して3%ほどの塩を加え沸騰させます。ゆでている間アクが出てくるので水は多い方が良いですよ。沸騰しているところにサヤごと落花生を投入し、実の大きさにもよりますが40分から50分程茹でます。30分を過ぎた辺りから時々1つ取り出して固さを見ながら加減すると良いでしょう。茹で上がったらザルにあげ、そのまま冷まします。
塩茹でしたものをそのままつまみとして食べたり、サヤから取り出して炊き込みご飯や色々な煮物の具にしたりして食べると美味しいです。ゆでたものを刻んでサラダや和え物に使っても良いでしょう。