花付きズッキーニ 静岡産

 

ズッキーニは雄花と雌花があり、実が付くのは雌花です。レストランなどで花ズッキーニ料理として使われるのは主に小さな実が付いた雌花が多いですが、花だけの雄花も同じように食べることができます。

ズッキーニの花は早朝に開花し、日が昇るとしぼんでしまいます。なので、収穫は夜明け過ぎの早朝に行わなければなりません。また、雄花と雌花共に咲いていないと受粉せず、実が付かないので、実を育てる場合は両方をある程度残したままにしておく必要があります。

花ズッキーニは非常に繊細で、室温ではすぐに萎んでだめになってしまいます。収穫後保存する場合は、花の中にキッチンペーパーなどを丸めて詰め、乾燥しないように袋などに入れて4度前後の冷蔵庫に入れておきます。そうすれば収穫後3~4日程いい状態で保存することができます。

収穫した花は、中に雌しべ、雄しべがあり、それらは食べても美味しくないので、花びらをそっと開いて、中心にあるそれを切り取っておきます。一般的には花の中に詰め物をして調理します。フリットなどの揚げ物の他、フライパンでソテーしたり、蒸し物にすることもできます。花の部分もクセはなく、ズッキーニの風味が楽しめます。