トレビス メキシコ産

 

トレビスはヨーロッパが原産のキクニガナの一種で、チコリ(アンディーブ)と同じ仲間です。トレビスという呼び名はフランス語の呼び名で、イタリアの産地「トレビーゾ(Treviso)」の地名からつけられたものです。イタリアでは「ラディッキオ・キオッジャ(Radicchio Chioggia)」や「ラディッキオ・ロッソ」と呼ばれているパラロッサの仲間です。またアメリカではレッドレタスと呼ばれています。

トレビスと一見よく似た野菜に紫キャベツがありますが、全く別の植物で、味も違います。外見上の違いは、紫キャベツは軸の部分も紫色で、ボール状の固まり全体が濃い紫色となっています。味はもちろんキャベツの香りと味がします。一方トレビスは軸の部分は白く、葉先の部分が赤紫色で、そのコントラストがとても綺麗です。そして味はキャベツの香りは無く、苦味があります。葉も紫キャベツは一般のキャベツと同じような厚みがあり固いですが、トレビスはとても薄く柔らかいです。

トレビスの葉は少してれっとした感じですが、レタスよりしっかり歯ざわりがあり、キャベツのようなシャキシャキ感はありません。そしてかんだ時に特有の苦味が口に広がります。

 トレビスは美しい赤紫色を活かす事と、この特有の苦味が持ち味です。ただし、加熱すると苦味は増すので注意しましょう。また、苦味があるので小さなお子さんには向いていないと思います。

 

 

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