セルバチコ 福岡産
セルバチコはワイルドルッコラとも呼ばれるもので、人によって色々な呼び名や発音があってややこしいのですが、イタリア料理に使われるルケッタ・セルバチカ(ruchetta salvatica)のことです。外国語が元になっているため、その発音によってセルバチコ、セルバチカ、セルヴァチカ、セルヴァーチカなど色々な表記がなされていますが、どれが正しくて・・・と言うわけではありません。よく目にするのは、生鮮売り場ではセルバチコ、種苗販売ではセルバチカというのが多く見られます。
セルバチコは一般的なルッコラの一種と思われがちですが、植物学的には別種でルッコラが1年草であるのに対し、セルバチコは宿根草(多年草)です。和名もルッコラが「キバナスズシロ」と呼ばれるのに対し、こちらは「ロボウガラシ」と呼ばれています。
セルバチコはハーブにあたり、ルッコラと同じようにゴマのような香りやピリッした辛みと苦味を持っています。栽培方法や土壌によってもその度合いは違うようですが、概して一般的なルッコラよりもその風味は強く、野生的な風味を楽しめます。