ルバーブ 長野産
ルバーブは、特有の香りと酸味を持つタデ科の野菜です。
見た目はフキのようですが、加熱すると短時間で溶けてしまうため、一般的な料理にはあまり使われず、おもにジャムやお菓子作りなどに使われます。
食用にするのは30~40cmほどの葉柄(軸)の部分のみ。実際はフキのように大きな葉がついていますが、ルバーブの葉には毒性があるため食べられません。
ルバーブはシベリア南部が原産地とされ、ヨーロッパでは古くから栽培されていたようです。日本へは明治時代に導入されましたが定着はしませんでした。近年は国内でも栽培が行われ、徐々に認知度が高まってきています。
なお、ルバーブは濃い紅色や緑色、赤と緑のグラデーションといった色のバリエーションがありますが、味に大きな違いはありません。赤いほうが見栄えがしますが、緑色のほうが香りがよく風味がまろやかだと感じる人もいます。
ただ、ジャムにする場合は、葉柄の色の通りに仕上がるので、赤いジャムを作るなら赤色のものを選びましょう。緑のものは緑色になり、グラデーションのものを使うと茶色っぽく仕上がります。