百合根 京都産
ユリネは鬼ユリ(オニユリ)、小オニユリ(コオニユリ)などの隣茎(球根)です。たくさんの燐片が重なっているこの隣茎の形から「百合」の字が当てられたと言われています。古くから食用や薬用として利用されてきました。
ゆり根の「隣茎」とは、字に「茎」が使われているように、実は「根」ではありません。葉が変形したものなんです。
ゆり根のもつ味や風味は微妙なものです。そして加熱した時の食感はほくほくした感じが持ち味なので、それを考えて活かせる料理に使います。
ゆり根は意外に火の通りが早いので加熱しすぎないよう注意して下さい。せっかくの食感が損なわれてしまいます。