うぐいす菜 愛知産
うぐいす菜は蕪(かぶ)の一種です。
江戸時代中期に中京区神泉苑町の農家が、天王寺かぶの早生種作出のために選抜淘汰してできたとされ、早春の菜としてうぐいすの鳴く頃に収穫されることから呼ばれたとも言われているそうです。
葉の形は切れ込みがなくミブナのようなスリムな形をしています。コマツナを小さくしたような感じにも見えます。カブの部分は小豆ほどの大きさで収穫されます。味自体はクセがなく、ほのかにカブの香りがします。
小さなカブの表面を形良く剥き、葉を付けたままさっと下茹でして冷水にとったものを軽く絞っておき、椀物や煮物の彩りに添えます。